東北(盛岡・花巻温泉)の旅

4泊5日 全走行距離 1783q



4月29日(土曜日)   走行距離460q

内灘出発(出発9時10分) → 砺波IC → 朝日IC → 柏崎市 → 新潟市 → 笹川流れ → 鶴岡市
→ 道の駅「庄内みかわ」(19時30分着) P泊


今日は特別に見学の予定はない。この日P泊予定の道の駅「鳥海」か「象潟」をめざしひたすら北上する予定だ。この道の駅には立派な日帰り温泉が併設されている。その入浴もしたいので夕方19時30分頃までには到着したい。高速道路を使わず下道で走行し、6時間ほどで新潟を通過(15時頃)、19時30分までには目的地の道の駅に到着するというのが本日の予定である。
しかし出発して1時間で計画変更、高速道路に入る
国道359号線で、砺波市にさしかかったところで渋滞に遭遇。そういえば砺波市の春の一大イベント「チューリップ祭り」まっ最中である。早速計画変更、砺波ICより北陸高速道路に入り、朝日ICまで走る。朝日ICで国道8号線におりて海岸線を走りながら新潟へ。この道はカーブは多いが、柏崎までは海岸を走る気持ちの良いドライブコースだ。
新潟市内で道を間違えもたつく。
柏崎から国道116号線で快適に走行し、新潟には予定に近い15時30分頃到着。このまま国道116号線から国道7号線の新潟バイパスへ抜ければ良かったのだが、新発田や村上市内の交通混雑を嫌い海岸線を走ろうと国道113号線を目指す。これが間違いのもとで、新潟市内で道に迷ってしまい、交通混雑中の新潟市内繁華街にでてしまう。どうにか新潟空港方面の標識を見つけ海岸線の国道113号にでることはできたが、これでかなり時間のロスをしてしまった。
笹川流れの景観と夕日
時間のロスはしたが、海岸線を走ったおかげで笹川流れの奇岩が並ぶ景観のよい道路を走る。また、丁度道の駅「笹川流れ」を過ぎたあたりで夕方となり、水平線にゆっくり沈む素晴らしい夕日を見ることができた。時間の遅れているのも忘れ、しばし車を止めて水平線に沈む見事な夕日を堪能しました。
道の駅「庄内みかわ」発見
新潟県と山形県の県境で19時を過ぎ、P泊予定の道の駅「鳥海」にはまだ1時間ほどかかりそう。今日は温泉入浴は無理かと焦りながら走っていると、鶴岡市を過ぎたあたりで道の駅を発見、「庄内みかわ」とある。昨年のGWにここを通ったときは確かこの道の駅はなかった。何はともあれ時間も19時30分だし、ここでP泊に変更。道の駅内には立派なスーパもあり、まだ開店している。これで日帰り温泉が近くにでもあればと、スーパーで夕食の買い出しがてら聞いてみる。ありました!なんと道の駅に隣接して立派な日帰り温泉があるではないですか。これで今日も温泉に入りお酒を一杯飲んでゆっくりP泊できました。

道の駅
「庄内みかわ」


この年の春にオープンの新しい道の駅。スーパーや日帰り温泉、宿泊施設、交流館などを併設。国道筋だが静かな道の駅でした。
なのはな温泉
田田


庄屋風造りの立派な日帰り温泉施設。
お湯は茶褐色でかなり塩分の強い癖のある温泉だ。


入浴料 300円




4月30日(月曜日)  走行距離334q

道の駅「庄内みかわ」出発(6時) → 本荘市 → 角館町 → 田沢湖 → 盛岡市 → 西根町 →
花巻温泉(17時30分着)


朝5時半頃に起床。昨夜は暗くなってから到着したので、早朝の道の駅を少し散策し、写真を写す。妻はまだ眠そうなので、後ろに寝かせたまま、6時に出発する。今日は、角館の花見と小岩井農場を見学し、その後花巻温泉でP泊の予定だ。
雲が多いが晴れの気持ちの良い朝である。早朝のドライブは走行の車もほとんどなく快適。山頂に雲を頂き、朝靄で銀色に鈍く輝く鳥海山を右手に遠望しながら、国道7号線を走る。1時間ほど走った後、道の駅「象潟」に立ち寄りゆっくり朝食休憩をとる。駐車場からも鳥海山が遠望できた。
角館の武家屋敷しだれ桜と檜木内川堤の桜
角館には午前11時頃に到着する。途中の大渋滞を心配したがそれ程でもなく一安心。
角館は昨年の4月28日にも友人と訪れている。この時は、武家屋敷のしだれ桜はすでに散ってしまっていた。檜木内川堤の桜もかなり散り初めていたが、2qにおよぶ花のトンネルが花吹雪でかすむ様は、素晴らしい眺めだった。しかし今年は、3月、4月の例年にない寒気で、全国的に桜の見頃が1週間ほど遅れてしまった。角館の桜も、武家屋敷はやつと咲き始め、檜木内川にいたつてはまだつぼみの状態である。武家屋敷の黒塀に映えるしだれ桜の見事さを、かなり前宣伝していたので、妻もちょっとがっかり。それでもかなりの花見客で混雑していた。2時間30分ほど武家屋敷や堤を散策する。歩き疲れたので、昼食休憩しようと食堂を探すが、何処も一杯。疲れもあり、ちょっと不機嫌になりながら角館を後にしました。


小岩井農場見学は明日にして盛岡から西根町に立ち寄る。
角館から田沢湖に抜け、国道46号線に入り盛岡方面へ。途中、仙岩峠のトンネル入り口で峠茶屋を見つけ、ようやく遅めの昼食をとる。正直なもので、お腹が膨れ幸せな気分になると、ようやくそれまでの不機嫌も吹っ飛ぶ。しかし時間もかなり遅れてきたのと、連休の混雑を考えて小岩井農場の見学は明日にして、早めに花巻温泉に入り、のんびりすることにする。途中、明日の「北東北オフ」主催者宅(西根町)に立ち寄り、夕方5時30分頃花巻温泉に到着。
花巻温泉
花巻温泉郷には、近代的なホテルが並ぶ花巻温泉の他、湯元の台温泉等花巻市郊外の山峡に12の温泉が点在している。地元の人からは、山峡の鄙びた温泉に入浴した方が情緒があるよと、教えて貰う。しかし今回は各地を回る時間もないので、ホテルの前の花巻温泉駐車場にP泊。この駐車場はホテルから見下ろされる位地にあるが、近くにはコンビニや食堂もある。またトイレもあり比較的きれいだった。明るいうちに到着した駐車場の横の広場には、丁度さくら祭りが催されている。残念ながら桜は5分咲き程度。花の見頃とはいかなかったが会場には屋台が建ち並び、中央の舞台では定番のカラオケ大会が行われていた。
花巻温泉は近代的なホテルが6棟ほど建ち並ぶだけで、最初期待したような散策できる温泉街と言ったものは無い。屋台の串焼き等で生ビールを飲み、暗くなつてから向かいのホテルに入浴し、早めに就寝しました。

花巻温泉駐車場 台温泉




5月1日(月曜日)  走行距離235q

花巻温泉発(6時) → 遠野市 → 宮沢賢治記念館 → 西根町「サンタさん宅」(16時)

天気予報では天気は下り坂とのこと。しかし朝は雲が多いがまあまあの天気。
今日は、今回の東北行きのきっかけになった、キャラバンMLの仲間が集まる「北東北オフ」がある。午後4時までに西根町の主催者宅に集合する予定になっている。それまでの間、午前中は遠野を散策、その後宮沢賢治記念館に寄り、時間があれば小岩井農場を見学するつもりだ。朝6時、朝食は遠野の道の駅でとろうと、花巻温泉を出発する。
民話の郷 遠野
民話の郷遠野は、何となくなつかしく感じる町だ。私たちの子どもの頃は、大家族が多く爺ちゃん婆ちゃんが一緒にすんでいる家が多かった。テレビは勿論ラジオのある家もほとんどなかった時代で、夕食後は、爺ちゃん婆ちゃんの昔話を聞くのが楽しみだった。夏には怖い怪談など聞かされて、一人でトイレに行けず一緒に付いきてもらったものである。民話とか、昔話だとかと聞くと子どもの頃のことを思いだし懐かしくなるのだろう。遠野三山に囲まれた盆地にある遠野市は、今では整然とした市街地になっていた。それでも高いビルもなく、落ち着いた雰囲気のある町である。「遠野市立博物館」と「とおの昔話村」を見学後、遠野の市内を車で散策する。

道の駅「遠野・風の丘」 とおの昔話村 遠野市遠望

宮沢賢治記念館
我々の世代では宮沢賢治を知らない人はいない。国語の教科書には必ず宮沢賢治の「雨にもまけず、風にもまけず・・・」の詞や「風の又三郎」が載っていた。37歳で夭折した宮沢賢治の集大成が展示されている。
小岩井農場は今日も時間が遅れパス
宮沢賢治記念館を見て、この駐車場にあるレストランで昼食をすると、もう午後2時30分である。今日も小岩井農場の見学はあきらめて西根町へ急ぐ。
今度の旅の一大イベント「北東北オフ」に参加
キャラバンMLのオフ会がある西根町のサンタ宅に午後四時過ぎに到着。ちょっと遅れてしまう。他のメンバーの方はすでに到着し、近くの日帰り温泉に先に出かけていた。私達もすぐ後を追い、岩手山山嶺にある日帰り温泉のあがり場で合流する。皆さん初対面だがメールやホームページで拝見しているので、キャラバンMLのメンバーはすぐ解った。
入浴後午後6時頃からサンタさん宅でオフ会。オフ会といってもみんなで酒や料理を持ち寄り、旅や温泉の話などで宴会をするのだが、この晩はサンタさんご家族の心づくしの山菜料理や海鮮料理がならぶ豪華な宴会だった。今回のメンバーは関東の方が多く、そのほか新潟や秋田、北陸からと、サンタさんの家族を別にして総勢11人とワンちゃん一匹の参加だ。年齢も20代後半から60歳までとかなり幅広い。しかし人生を楽しむことでは、どこか同じ価値観を持つているのだろう。仕事や年齢を超えて、旅や温泉の話で盛り上がり、6時間におよぶ長時間の宴会オフも、一瞬のうちに過ぎてしまった。素晴らしいごちそうと、おいしいお酒で気持ちよく酔い、この日はサンタさん宅に泊めて貰いました。




●5月2日(火曜日)  走行距離264q

盛岡(13時30分発) → 小岩井農場 → (県道1号線経由) → 湯田 → 横手 → 尾花沢 → 東根温泉 → 道の駅「おおえ」でP泊(19時30分着)

朝7時にサンタさん宅で目を覚ます。昨夜は気持ちよく酔ったせいで熟睡した。外に出てみると雲にかすんだ岩手山の雄姿が目の前に広がる。8時過ぎにはほとんどの人も起きだし、サンタさんの奥さんが用意してくれた朝食を、しっかりとごちそうになっていた。

焼き走り温泉 溶岩流より岩手山を望む サンタさん邸前からの岩手山

昼は盛岡でわんこそば大会
今日の昼はみんなと盛岡で名物のわんこそばを食べる予定だ。 盛岡へ出発の11時にはまだ時間があるので、朝食後は私達以外のメンバーの方は近くの温泉に朝風呂ですが、私達は岩手山が噴火したときにできたという溶岩流を見学してくる。
11時にサンタさん夫妻の案内で、みんなで盛岡へ。市街の南部会館でわんこそばを食べる。妻は一度食べてみたかったと張り切っていたが、朝食をしっかり頂いてきたせいか30杯ほどでギブアップ。他の人も50杯ほどでお椀を伏せていた。最後まで残ったkさんと、給仕のお姉さんが1対1の対決となり、意地になってわんこそばそそぎ込むお姉さんに一同大笑い。楽しいわんこそば大会でした。
昨日からの楽しい北東北オフでしたが、残念ながら私達はここで皆さんとお別れです。サンタさんのご家族はじめ参加の皆さん有り難うございました。
小岩井農場
日本一の農場はどんなところか一度は見ておこうという程度で立ち寄る。園内は小さい子ども連れの家族で賑わっていたが、連休合間の平日なので混雑と言うほどでもなかった。羊追いのドックショー見学し、農場特製のアイスクリームを食べながら1時間ほど見学する。
東根温泉の公衆浴場は熱かった。
小岩井農場見学後は帰宅の途へ。GWはこれからが本番だが、私には5月4日に所用があり、明日中には帰宅しなければならない。今日は天童市あたりまで南下して、適当なところでP泊の予定だ。尾花沢を過ぎ東根市にさしかかったところで国道13号線脇に東根温泉の看板を見かける。午後5時半頃でまだ日差しは明るいが温泉にでも入ろうと寄り道する。案内看板では公衆浴場もいくつかある。看板近くの厚生会館という古びた建物の中にある公衆浴場に入る。浴槽は1っで、流し場には壊れかけた伽藍が2個付いているだけのこぢんまりした浴室だ。入浴料金は150円だしこういう鄙びた感じもいいなあと思いながら浴槽に片足をつっこみ飛び上がる。熱い! それも生半可な熱さではない。やけどする寸前の熱さだ。先客の3人のおじさん達が、熱さで驚いている私を見てニヤニヤしている。東根温泉は何処もこんなに熱いのですかと聞くと、ここだけが特別熱いのだと笑って答えてくれた。気の毒に思ったのだろう、1人のおじさんが伽藍からホースで浴槽にかなりの水を入れてくれた。それでも熱い。ちょっと浸かってあがると、首から下は茹で蛸のように真っ赤だ。早々に退散する。後で妻に聞くと女湯も同様に熱かったそうだ。熱い風呂好きな人は東根温泉の公衆浴場へどうぞ!
道の駅「おおえ」でP泊
東根市から国道13号線を右折して国道287号線に入る。30分ほど走ると、この国道沿いには道の駅が「河北」、「寒河江」、「おおえ」と3ヶ所の道の駅がある。道の駅「おおえ」にはテルメ柏陵という日帰り入浴施設が併設している。先ほどはゆっくり入浴できなかったので、ここで温泉に入り直してP泊する。

道の駅「おおえ」

こぢんまりした道の駅だが、落ち着いた雰囲気で、夜も静かだった。併設の町営日帰り温泉もなかなか良い温泉で、P泊にはお勧めの道の駅だ。

テルメ柏陵

道の駅に隣接する大江町町営の日帰り温泉施設

お湯は乳白色で多少硫黄の匂いがする、いい温泉です。




5月3日(水曜日)  走行距離489q

道の駅「おおえ」(10時) → 新発田 → 新潟 → 朝日IC → 東金沢IC → 帰宅(20時)

久しぶりに朝ゆっくり起きる。今日は石川県に向けてひたすら走るだけだ。道の駅「おおえ」で10時頃までのんびりする。物産館の朝市の山菜や野菜もなかなか安く、いい道の駅でした。
当初は会津方面に回り、喜多方でラーメンでも食べていこうかと考えたが、この方面の渋滞がひどいだろうとやめにする。国道113号で新潟に出て、一路石川県へ。途中新発田で多少の渋滞がありましたが、夜8時に無事帰宅する。



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