湖東三山めぐり

今年の北陸は、1月は異常な暖冬。しかし2月にはいると一変し、連日猛烈な寒波が襲来、平地でも近年にない積雪となる。3月に入りようやく路上の雪も消え、風は冷たいが春らしくなってきた。3月3日は久しぶりの快晴。早春の風に誘われるようにして、前から訪れたかった湖東三山を巡ってきました。

湖東三山巡り   1泊2日       633q  

3月3日(金曜日) 晴れ

出発(10時40分発)---小松バイパス---加賀---金津---三国---道の駅「みくに」(昼食)---
越前海岸---露天風呂・漁火(入浴)---道の駅「河野」---敦賀---長浜---道の駅「近江母の郷」(P泊)(18時30分着)

昼食

道の駅「みくに」

13時頃



みくに定食を食べる
魚のフライトにサラダや煮付け等がついて850円
おいしくいただきました。



越前海岸
久しぶりの快晴。早春の風はまだ冷たいが快適なドライブ日和。例年ならまだ、越前海岸の斜面に咲き乱れる水仙が観賞できるのだが、この年は2月の寒波による凍結のため、花はほとんど終わっていた。
荒波の日本海も、今日は凪いでいる。





入浴

「露天風呂・漁火」

越前海岸の波打ち際にある人気の日帰り温泉施設。日本海の潮風を全身にあびて入浴できる露天風呂は爽快そのもの。こぢんまりした施設で駐車場も15台と少ない。観光シーズンにはいつも混雑するが、この日はシーズン前の平日で、何とか駐車できた。夏場は日本海の夕日や夜の漁火を見ながらの入浴がお勧め。今回は昼の15時頃入浴。





道の駅「近江母の郷」でP泊
18時30分頃、今日の宿泊予定地の琵琶湖湖畔にある道の駅に到着。近くのコンビニで買った、あじフライ、野菜コロッケ、サラダ等をおかずに、小缶ビール2本と、ワンカップの酒をのみ、早めに床につく。道の駅裏側の駐車場は静かで、熟睡する。




3月4日(土曜日) 雨

出発(10時40分)---西明寺---金剛輪寺---百済寺---琵琶湖湖畔ドライブイン(食事)---
敦賀---武生「しきぶ温泉・湯楽里」(入浴)---国道8号線経由---帰宅(21時10分)

P泊地で朝食
2日目は朝から冷たい雨。この朝は、9時起床とゆっくりする。土曜日なのになぜか道の駅の食堂は休み。
飯盒でご飯を炊き、ほかほかご飯と、前日残りのあじフライ、焼き海苔、柴漬け、みそ汁で朝食をとる。
10時40分に出発、湖東三山に向かう。




道の駅「近江母の郷」



湖東三山巡り
冷たい雨のせいか、観光客もまばら。湖東三山近辺は、まだかなりの残雪がある。西明寺、金剛輪寺、百済寺の順で巡る。各寺院とも1000年以上の歴史を持つ。山門、三重塔、本堂が早春の雨にかすみ、厳かな雰囲気を醸し出していた。本堂内には重要文化財に指定された見事な仏像や仏画がならび、間近に拝観できる。また、各寺院とも本坊にある名園古庭が素晴らしい。



西明寺
天台宗寺院。平安時代の承和元年(834)に三修上人が、仁和天皇の勅願により創建された。戦国時代、織田信長の比叡山の焼き討ちの時当山も襲われる。幸いに国定第1号指定の本堂、三重塔、二天門が火難をまぬがれて現存。
石組みがみごとな本坊庭園も見所。



三重塔
二天門       .
本堂



金剛輪寺
1200年前、大仏様を建立された聖武天皇と行基菩薩により天平13年(741)開山された天台の名刹。織田信長の比叡山焼き討ちの時、金剛輪寺も火を放たれましたが、当山の僧侶の奇智により、本堂、三重塔、二天門はその火を免れる。
庭園は池泉廻遊式庭園。桃山、江戸後期、中期の三庭園からなる。

参道の両脇に並ぶ千体地蔵

庭園

三重塔

本堂



百済寺
推古天皇14年(606)、聖徳太子の御願によって創建された古刹。その後、天台宗が開設されて、天台寺院となる。織田信長の焼き討ちでほとんど焼亡。その後、江戸時代に本堂、仁王門、山門等が再建された。
池泉廻遊式庭園は自由に散策できる。



庭園
仁王門        . 本堂




湖東三山を参拝後も、かなり強い雨が降り続く。当初2泊3日の旅の予定だったが、この雨で予定を繰り上げて帰途につく。琵琶湖湖畔のドライブインで15時頃に遅い昼食。(鰻重定食1500円) 腹もふくれたので、敦賀から武生へ抜け、早めに日帰り温泉に入りのんびりする。


琵琶湖から敦賀へ抜ける道には、まだかなりの積雪があった。




入浴

「しきぶ温泉・湯楽里」

平成10年オープンと、新しい日帰り温泉施設。浴室、休憩室も明るく清潔。




日帰り温泉「湯楽里」でゆったりと入浴。その後国道8号線経由で21時10分に帰宅。

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